答志島について
TOUSHIJIMA
鳥羽港から北東約2.5キロの沖合に浮かぶ伊勢湾最大の離島、答志島。
伊勢に近い土地柄もあり、古くから人々が暮らしてきた歴史深い場所です。
答志島の名は、ちょうど冬至の頃、伊勢神宮から見て答志島のある方角から朝日が昇ることが重要視され、
「冬至の島」から「とうし」と呼ばれるようになったことに由来するとか……。
九鬼水軍発祥の地として、古墳・首塚・胴塚などそのゆかりを伝える史跡が数多く残されています。
日本でここだけ、寝屋子制度
かつてはほかの地域でも行われていましたが、今でもこの風習が残るのは答志島だけ。中学を卒業した男子数名を「寝屋親」と呼ばれる地域の世話係の家で寝泊まりし、実の親子・兄弟のように絆を深める制度です。結婚などで寝屋子を解散しても、生涯親密な関係が維持されるようです。100年以上前から続くこの制度は、昭和60年に市の無形民俗文化財に指定され、今もなお受け継がれています。
神界の島「答志島」
海の幸に大変恵まれた答志島は、伊勢神宮に御料で海産物を献上した「御食国(御食つ国)」として重要な地位を占めていました。自然が育んできた豊富な海の幸は、現在も島の人々の生活の基盤となっています。毎年旧正月頃に行われる八幡祭では、1年の大漁と家内安全を祈願し、墨で家の戸口に八幡神社の神紋である「マルハチ」を描く習わしが古くから根付いています。
答志島ガイドツアー
GUIDED TOUR
「答志島をもっと知りたい!」答志島散策のお手伝いをいたします。島イチのパワースポット「龍神さん」をはじめ、歴史ある史跡、集約市場見学、絶景ポイントなど、島の歴史や風習の小話を交えながら、約1時間でご案内いたします。島で生まれ育った主人だけが知る、とっておきの話が聞くことができますよ。
催行人数 | 2名~ |
---|---|
ツアー出発時間 | 9時出発(30分コース) 10時20分出発(1時間コース) |
料 金(税込み) | 9時出発(30分コース) 500円
10時20分出発(1時間コース) 1000円 一般(宿泊外)の方 1500円 |
龍神さん(美多羅志神社)
古代の海人族タラシ一族からきているといわれる美多羅志(みたらし)。夫婦で参拝し、つがいのアワビを奉納すると美しい瞳をもつ子を授かるといわれ、子授けのご利益があるとされています。
八幡神社
島の守護神「八幡さん」として島民に親しまれています。小さな八幡橋を歩いて渡った先にある、海の安全を祈願する神社。入口には、柿本人麻呂が答志島のことを詠んだ歌碑があります。
九鬼嘉隆の首塚・胴塚
戦国時代、九鬼水軍を率いた九鬼嘉隆が関ヶ原の戦いで敗れ、答志島の曹洞宗という寺で自刃。現在、曹洞宗は石碑のみで、付近に血洗い池と胴塚、鳥羽城を望む築上岬山上に首塚があります。
貝殻アクセサリー作り
SEASHELL ACCESSORY MAKING
当館の目の前、和具サンシャインビーチはサラサラしたきれいな砂浜が広がります。夕食前のひとときに、お気に入りの貝殻を見つけて、自分だけのアクセサリーを作ってみませんか。
星空観賞
STARGAZING
屋上からは、何も遮るもののない、満天の星々が降りそそぎます。静かな夜に、波の音色を聞きながら空を見上げる……自然に身を委ね、日常の疲れをリセットできます。